新学習指導要領解説|【国語】は小学校の学習漢字が変わる!?

新学習指導要領の改訂により学習内容は変わってきています。

どう変化するのか?といった内容を把握しておくことは、今後の指導に大きく響いてきます。
当然、内容を把握できず授業を進めてしまった場合は抜けが生じる結果になってしまい、のちに大きな問題となってくる恐れがあります。

その問題に直面するのは先生ではなく生徒です。
指導者である私たちは、今の指導に満足するのではなく、どのような指導をしていかないといけないのか先を見た指導を行わなければなりません。

このシリーズでは、そんな学習指導要領の変更についてまとめています。これからの指導の参考にして頂けたらと思います。

今回は、小学校中学校の「国語」の新学習指導要領についての内容です。

配当漢字の変更

都道府県名の漢字を追加

滋賀の「賀」、群馬の「群」、徳島の「徳」、富山の「富」を小4に追加されます。

都道府県名で使う漢字が小4で学ぶようになります。これを学ぶ背景には、社会の指導要領によります。
社会では小4で都道府県を学ぶことになるので、それに合わせて国語で漢字を学習していきます。

小4で学ぶ滋賀の「賀」、群馬の「群」、徳島の「徳」、富山の「富」の他には、宮城の「城」、茨城の「茨」、岡山の「岡」、新潟の「潟」、岐阜の「岐」など都道府県名で使う漢字のほぼ全てを小4で学習します。

負担を軽減するために上位学年に移行

小4で都道府県の漢字を行うにあたって、負担軽減のため小4で習っていた漢字をほかの学年に移行します。

囲、紀、喜、費、史、殺、歴などを小5で学習。胃、腸の漢字を小6で学習。
もともと小4で学んでいた漢字を小5、小6に移行することで小4の漢字学習の負担は減ることでしょう。

新学習指導要領は3つの柱で構成される

 

(図:文部科学省より引用)

生きて働く「知識及び技能」の習得

個別の語句だけではなく、相互に関連付け幅広い知識として使えるようにしていく。

歴史上の出来事についても、ただ言葉の羅列を覚えるだけではなく、
「なぜこのようなことが起きてしまったのか?」
「何年にどんな出来事が起こったのか?」
という背景も一緒に学び、それを知識として頭に残しテストで高得点を取るだけの知識ではなく、使える知識としてしかkりと定着していく事が求められています。

使うことが出来るかどうかの「思考力・判断力・表現力」の習得

理解しているだけではいけません。それをつかえるかどうかが問われます。

授業で学び、それを学ぶだけではなく、それを「自分の力にできるかどうか」そしてしっかりと身に付けたものを表現できるかどうかが試されます。

何を考え、どう使うのか。そしてどう表現するかがキーポイントになってくるのでただ頭に入れるだけの勉強とは少し違ってきます。
これを意識し、日々の勉強に生かしていかなければいけません。

学びに向かう力、人間性等を鍛える

どのように社会・世界とかかわり、よりよい人生を送るのはどうすればいいか。

教えてもらうのを待つ、言ってもらうのを待つだけの指示待ちではなく、「自分から進んで行動する力」が求められます。
自ら学びにいく姿勢は向上心があり、得た知識はどんどんどんどん吸収していく事が出来ます。自分の人間性も向上させ、日々上を目指していく気持ちを持ち続けることがこれからの社会で生き抜くためのベースとなります。

「情報の扱い方」を新設

知識及び技能の1つとして「情報の扱い方」が新設されました。

グラフや図から得た情報を読み取って自分の意見を求められるテストが出てきたり、情報を取り出して整理したり、読み取った情報を分かりやすく表現したりする力が求められるようになります。

この情報を整理する力は国語の読解力にも大きく影響してきます。

問題を読むときにどこに配慮して読めばいいのか。大事なことは何なのか。どこにどんなことが書かれているのかも情報です。
これらを整理し理解することで問題もスムーズに解けるようになっていくだろうと考えられています。

言葉を知り、話や文章の中で使えるようにする

ただ単なる語句だけの知識ではなく、語句を使って表現する力も求められます。

従来まではただたんに単語を覚えればテストで高得点が取れるようになっていましたが、これからは違います。
単に言葉を覚えるだけではなく、その単語の意味を知ることや話や文章の中で使うことが出来るかどうかも試されてきます。

新学習指導要領では語彙の充実が図られていますので、単語だけの知識ではなく、それらを使って表現していける力も付けていかなければなりません。

新学習指導要領で国語はここが変わる!

小学校中学校の「国語」の新学習指導要領についての内容については

・都道府県の漢字の学習を社会の合わせた小4で学習
・知識技能、思考力判断力表現力等、学びに向かう力、人間性等を鍛える
・「情報の扱い方」を新設
・様々な言葉を知り、それを自分の力とする